東C21

自治とアニメの話をします。

20年代のタテカン問題

タテカン闘争という言葉自体が広く世間から注目を受けるようになったのは間違いなく京大の「景観問題」を理由にしたタテカン弾圧に始まっていると思います。

 

しかし、学生が自由にタテカンを立てられる大学は多くないです。(首都圏だと東大駒場と早稲田ぐらいしか思い当たりません)

 

京大だけが注目を浴びる理由は、やはり、それが石垣に立てられており、社会の目の当たるところにあったというものがあるかと思います。

多くの人にとって未だタテカン闘争の主人公は京大だと思います。(実際私もそう思っています。)

でもそこに隠れた多くの声なき大学の存在があることを忘れてはいけない。

 

東大駒場のタテカン闘争は10年代に始まり、20年代の頭にその一時的な終幕を見ました。

しかし、それは未だ終結しておらず、石垣タテカンの権利は当局に奪われたままなのです。当該を奪還しない限り、この闘争は終われないということでしょう。(石垣は井の頭線駒場東大前のホームから見える位置にあることで、訴求性の高さもあって、一部学生からの設置可能化への要望は大きいです)

 

そして近日新たに生えてきた都内私立大学のタテカン運動は、そのスピード感について目を瞠るものがあります。

運動としてのタテカンに注目が集まるところです。